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「限りなく透明に近いブルー」村上龍  講談社

 聞いたことあるようなタイトルで著者もよく聞く名なので目につい
た。名前も割と好きなタイプだったし。
 感想とかは上手く書けないから、この本を単語で紹介すると、酒・
薬・女・乱交ってとこかな。素朴な疑問は、なんで全く経験もしてな
いのにこういう際どい環境の文章書けるんだろ?って事。ただおれに
はよくわからなかった。なんかわけわかんないうちに終わったって感
じ。20年近く前にこんな題名を考えるとは半端ないよな~
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by middle-tempo | 2003-01-05 00:01 | book

「Oops! ウップス!」はな  筑摩書房

 高かったけど、はなの事は好きだったので買ってみた。英語が話せ
なくても少しでも英語に触れてほしいって感じがした。はなのエッセ
イ風に書かれているので、割と軽いノリで読むことが出来ると思う。
でも、ちょっと高かったかも。。
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by middle-tempo | 2003-01-05 00:00 | book

「ハードロマンチッカー」グスーヨン  ハルキ文庫

 16歳の在日朝鮮人の生活を最初から最後まで書いてある。在日と
いうのは日本でも朝鮮でも差別されているらしく、弱い立場だと思っ
ていたが、この著者は自分が在日だと言う事をむしろ武器にしている
のが印象的。本の内容はちょっと時間経ったらほとんど覚えていない
ような事だったが・・・
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by middle-tempo | 2003-01-05 00:00 | book

「一瞬の光」白石 一文  角川文庫

 あるエリートの男がふとした偶然で短大生に出会い、自分の存在意
義などを考え、本当に大切な物を見つけていく・・・といった話。
 終わり方が気になった。何となく後味は悪いのだけれど、そこそこ
の厚さの本なのにすらすら読めたのは筆者の力量なのでしょうか。香
折の中に自分を見つけた、とかいう話がちょっと読みこめなくて最後
すっきりしなかった。考えさせられる、というのはいい本なのかも。
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by middle-tempo | 2003-01-05 00:00 | book

「パイロットフィッシュ」大崎 善生  角川文庫

 人間は記憶を忘れる事は出来ない。たとえ、忘れていたとしてもそ
れは気づかないだけで、ふとした事がきっかけで気づかせられる。記
憶について多く書かれているような気がするが、その文章の軽さと本
の薄さと合わず、なかなか印象に残るいい小説だったように思う。抽
象的な会話がいい感じで、行き当たりばったり的なことは特に悪い事
でもないってのが気に入った。題名もとても内容とマッチしてていい
と思います。
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by middle-tempo | 2003-01-05 00:00 | book

「"It"と呼ばれた子」幼年期・少年期・完結編 デイヴ・ペルザー ヴィレッジブックス

 忙しくなって本をしばらく読まなかった時に読み始めた本。売れて
る本だってのは知ってたけど、児童虐待の本とは聞いていたのでなぜ
か敬遠気味だった。そして今回軽い気持ちで最初だけ読んだら、興味
持てたので購入。
 本作品は三部作となっていて、著者が、子供の頃に虐待を受け、ど
のようにその後の人生を送ったかを書いている。。もともとは幼年期
と少年期が最初に発売されたらしい。今ではさらにもう一つあるそう
だ。この文は三部作読みきってから書いた。
 幼年期について。とにかく最初思ったのは、文字がでかすぎ!って
こと。最初は金儲けのためにこんな三部作構成にしたんだろ!みたい
に思ってたけど、今思うと「幼年期」は小さな子供にも読んでほしい
本にって事で大きな文字にしたんだろうな。
 正直な感想として、よく著者は生き抜いたなって思った。虐待のレ
ベルがすごくて、殴る蹴るは当たり前、食べる物を与えられなかった
り、赤ん坊の汚物を食べさせたり、洗剤とアンモニアを混ぜた物を飲
まされたり、ガスコンロで腕を焼かれたり・・・。この著者の時代では、
児童を保護する法律等がなかったようで、こんなことが許されていた
のが信じられない。ただ「幼年期」はひたすら子供の視点で虐待され
た事実を中心に書いているだけなので、最後の方は少しだれてしまっ
た。それに父親はなぜ何もしないのか、書いてないように思う。
 少年期。著者が警察に保護されて、あらゆる里親の下を転々とし、
成長していく姿を中心に書いてある。完結編とごっちゃになっている
かもしれない。
 世間の目は冷たくて、里親に育てられるなんてよほどの問題児なん
だろう、とでも考えているようだ。また幼年期に、人と接触する機会
も限定され、とてもじゃないけど対等に友達は作れなかった事情もあ
って、コミュニュケーション能力に欠如や、虐待をした母親をどう頭
の中で整理すべきか?などまだまだ虐待の事実から抜け出せていない。
こう書いてみると三部作で一番印象は薄いかも。
 完結編。三部作で一番感動的。父との再会、別れ、母との再会、対
決、別れ。家庭を持ち、子供を授かってから・・・。父親はこの頃になっ
てからは、少年期の時何もしなかったじゃない?とかは思わず、あの
頃も頑張ってたんだな?っと不思議と感じてしまう。でも、そこの所
はあまり書かれてない。それでも、著者にとって父親はヒーローであ
って、それで十分。母親に対しての、著者の態度の変化や物腰は、爽
快だし感動的。虐待した母を憎み、復讐をするのではなく、許し哀れ
みを持てたところはすごい。すべてが良い方向に進んでほほえましい
ラストだと思う。
 三部作だったので長文・駄文になってしまったが、この本を読んで
気づいたことがある。社会学の授業で「児童虐待の連鎖」などを学ん
でいたので、その部分を読んでいる時は考えさせられた。これは、小
さい頃に虐待された人は、自分が親になった時にまた、その子供を虐
待してしまうってこと。また、ここの部分は少ししか読み取れなかっ
たけど、虐待をしてしまう事の原因の一つは、母親の育児が母親任せ
になっていて、相談する相手もいなければ、協力もしてくれない、と
いう現状を示していたように思う。
 ただおもしろい本を読むのも大事だと思うけど、この本みたいに、
何かを考えるきっかけとなって、得る物がある本を読むのも大事だと
思った。名作も一度は読んでみる必要あるかもしれない。
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by middle-tempo | 2003-01-04 00:00 | book

「"It"と呼ばれた子」指南編 デイヴ・ペルザー ヴィレッジブックス

 三部作を読み終えたので、一応指南編も買ってみた。三部作を読み
終えていたので、書いてある事は現実味もあったし、説得力はそれな
り、というかかなりあったとは思うけども、どうもこのての精神論的
な本は読みにくい。なにより抽象的すぎるように思う。
 結局は中盤で飽きてしまって、だらだら最後まで何とか読み終えた、
という感じ。あまり薦めません。
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by middle-tempo | 2003-01-04 00:00 | book

「ALONE TOGETHER」本多孝好  双葉文庫

 このレビューの文章を書き始めるきっかけの一部になったかもしれ
ない本多孝好さんの初の長編小説。なんで今まで読もうとしなかった
のかとふと思った。文庫本になったら、全作読みたいと思ってる。
 さすがにとても読みやすい文章。すごく自分に合ってる気がする。
最後までほとんど読みきれる。細切れで読んでもすんなり入っていけ
る。すごいの一言。「MISSING」に比べると落ちる部分は多い
と思う。初の長編小説のせいか、短編小説は繋がったような、一貫性
の薄い作品になっていると思う。
 軽い超能力、というか特殊能力のある青年が、自らの能力をよく知
り、数人の人との関わりの中で、その能力とおりあいをつけ始める・・・
といった話。読み終えてみて、いざ書くとなると意外と書けない、ス
トーリーの弱い作品なんだけど、文章は上手くて、綺麗で繊細。飽き
させない。
 次回作にも期待がもてます。本多さんは「祈り」という言葉が好き
みたい。肝心な所は「祈り」という単語が出てくる気がする。
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by middle-tempo | 2003-01-04 00:00 | book

「海を抱く BAD KIDS」村山 由佳  集英社文庫

 直木賞作家という事で、目立つように置かれていた事と、よく見か
けるけども読んでなかった人なので買ってみた。
 いつぶりだか忘れるほどの久しぶりの青春小説。18歳の男と女を
メインに内面と外面の違いと、ジェンダーとかで今言われているよう
な姓を描いて、内面の葛藤などを多く書いてある。
 特にこれといって書いておきたい事はないけども、この人もまた読
みやすい人だと思った。本多孝好さんとは違って、洗練された感じで
はないけど。何もわかりやすくて、簡単な文章ってわけじゃなく・・・
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by middle-tempo | 2003-01-04 00:00 | book

「ルージュ」柳 美里  角川文庫

 読了してから、書くのが間空いてしまったのでなかなか書けなかっ
た。やはり感動するもの、というか感情を動かした物っていうのは気
持ちの冷めない内に書いた方がいいのだと思った。
 なんでも作者初の恋愛小説らしい。ある化粧品会社の新入社員が、
化粧品の新製品のキャンペーンをドタキャンしたモデルの女性に代わ
って出演・・・。その後、華やかな世界の中で、一線で活躍している人々
と関わりながら、主人公は成長していく、ような話。
 最初の方で登場人物が上手く把握出来なかったので、中盤で苦労し
た。どうしても最後の終わり方が消化不良気味ですっきりしなかった。
ただ、人の価値観、目標、夢、恋愛とは?・・・などを考えるようなきっ
かけにはなったかもしれない。
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by middle-tempo | 2003-01-04 00:00 | book