聞いたこと(正確には本屋でよく見かける)はあるけど読んだ事は
なかった初の村上春樹の本。「海辺のカフカ」(合ってるかは知りま せん)とかの方が有名だね。 題名通り世界中の辺境、めったに行く事はないけど比較的身近な近 境を旅した旅行記集。 おもしろいのとつまんないのにはっきり分かれる気がする。おもし ろかったのは無人島、うどん紀行、ノモンハンで、つまらなかったの はメキシコとアメリカ横断かな。それにしても村上春樹は文章うまい! (なんかよくうまいうまい書いてる気がするけど)特にノモンハンの 最後の方のチョイバルサンの午前二時半の体験は身震いした。 こういう読書録なる物を書いてる者としては「だいたい一ヶ月、二 ヶ月たってから文章を書き始める方が結果はいいらしいです。」って のが発想の逆転みたいでなるほどと思った。「その期間の間に沈むも のは沈むし、浮かぶ物は浮かぶし。そして浮かんだものだけがすっと うまく自然に繋がっていくんです。」と。確かにそうかもしれない、 これからは期間空いて書く事になったら無理して量書くのは止めて、 浮かんだものだけを書こうと思う。
by middle-tempo
| 2003-01-02 00:00
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